【理事長のつぶやき/『雲霧仁左衛門』】

2021年03月09日 職員のつぶやき

今回もテレビドラマの話をさせていただきます。

『雲霧仁左衛門』という人物をご存知ですか。

池波正太郎の時代小説の主人公で、盗賊の首領の名前です。江戸時代を背景に盗賊一味と火付盗賊改方との、すさまじい攻防を描いた時代小説の題名にもなっています。

 

NHKでもテレビドラマ化されており、現在BSプレミアムでシリーズ選が再放送されています。

雲霧仁左衛門は中井貴一が演じており、宿敵の火盗改の長官、安部式部は國村隼が配役されています。

 

盗賊一味は、おつとめ(盗み)の時は、殺傷はしない、手籠めはしない、貧しい者から奪わないという掟を守り続けています。そして巨悪の大富豪から雲のように知らぬ間に金を奪うという痛快時代劇です。

秘かに計画され徹底した盗み働きと、火盗改とのスリリングな攻防の展開に息を呑むおもしろさを感じています。

 

「判官びいき」ではありませんが、巨悪や、権力に挑む主人公に痛快な想いを抱くのは私だけではないと思っています。

「雲霧一味が動き出しそうな夕空二景」