【次長のつぶやき/梅干し(>_<)】

2019年12月03日 職員のつぶやき

特別養護老人ホームしおかぜ荘 次長 亀山千賀子

梅干しについてお話させて頂きます。

毎年6月中旬頃、店に出回る梅を品定めして数キロ購入します。これを皮切りに夏にむけて私の梅干し作りが展開していきます。梅干しは、家で漬けるものと同時進行で施設でも漬け、利用者と一緒に作業を楽しみます。

 

私の梅干し作りのきっかけは、もともと施設で恒例であった梅干し作りを引き継いだところからでした。

梅干しはヘタ取りから塩漬け、重石の調整、一か月後に紫蘇漬け、連日の暑い日の到来を待ち、天日干しと長い工程を楽しみながら一粒一粒に愛情を注ぎながら作業していきます。施設での梅干し作りはご利用者と昔話を楽しみながら、それはそれは楽しいひと時です。

梅干しの酸っぱさの正体はクエン酸。小さな一粒にレモン2~3個の含有量。血液サラサラ、体内のエネルギー代謝を活発化させ、疲れの原因ともなる乳酸を体外へ排出してくれる我々の強い味方です。

毎年冬になると今は亡き義母が、漬け上がった梅干しを瓶に入れ渡してくれたことを思い出します。しかし、実際のところその頃はあまり好きな食べ物ではなくて、内緒で実家に横流ししたり友達に食べてもらったりしていたのです(ごめんなさい😿…)。そして今は、「身体にいいから食べてね」と何度も口を酸っぱくして言っていた義母を思い出しながら梅を作っています。

お茶碗によそったふっくらつやつやの真っ白い新米ご飯。その真ん中に主役の真っ赤な梅干しを一粒乗せて頂くご飯は格別です。日本人に生まれて良かったと思える瞬間です。

これからの季節、梅干しで免疫力を高め感染症予防に役立てたいものです。

ああ、ちゅっぱ~い(>_<)