【理事長のつぶやき/『大晦日』の話】
2018年12月13日 職員のつぶやき
師走になりました。師(僧という説があります)も走り回るほどに忙しいと言われる12月です。今年一年の無事と、お世話になった方々への感謝の気持ちで大晦日を迎えたいものです。
ところで、大晦日(おおみそか)の語源をご存知ですか。
大晦日は(おおつごもり)とも読みます。『晦日(みそか・つごもり)』の旧暦にまつわるお話です。十日(とおか)、二十日(はつか)、三十日(みそか)という読み方にあるように、みそかは「三十日」を表しています。旧暦では30日が月の末日を意味していたことから、月末を「みそか」と呼ぶようになりました。そして、12月は年の最後の月末であることから、「おおみそか(大晦日)」となったようです。
では、「つごもり(晦日)」はどうでしょう。
「つごもりは月籠り(つきごもり)」からきているようです。旧暦では、30日に月が隠れて見えなくなり、1日に新月(しんげつ)を迎える月の満ち欠けを基本としていました。ですから、30日は月が籠る日(つごもり)となったようです。なお、「晦」という漢字は(くらます)とも読み、月が見えずに暗い夜という意味があるようです。旧暦が今に生きている名残のようですね。
大晦日(おおみそか)がもうすぐやってきます。一年を振り返り、身の回りを綺麗にして、元旦を迎えたいものです。
【ゆく年(戌年)から、くる年(亥年)へバトンタッチ】